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なかひらときどきブログ

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六甲へ

瀬戸内芸術祭に引き続き、六甲山で行われている「六甲ミーツアート 芸術散歩2010」に行ってきました。このアートイベントで公募入選した西山君と奥平さんに(nishiyamahiroshiokudairakeiko)案内していただき、六甲高山植物園の中の作品を中心に多くの作品を体験することが出来ました。
中でもnishiyamahiroshiokudairakeikoの作品「くもの躯体」は、驚きとときめきがある作品でした。0.9mmの針金をハンダで接合したCGのワイヤーフレームのような作品が雑木林の中で大小いくつも浮かび、
消えたり、現れたり、静止してたり、揺れていたりします。領域、スケール、森、風、カタチ、ケンチク、構造、生き物、巣、エッジ、細部、工作…さまざまな言葉が思い浮かんでは消えていくような、それらを軽く飛び越えていくようなそんな弱さと強さを持った作品です。思考と形に至るプロセスが非常に興味深いです。
その他の作品を巡って夕方新しくできた六甲の展望台「自然体感展望台 六甲枝垂れ」(設計:三分一博志)へ。三分一さんの作品は初めての体験ですが、写真で見るよりずっと良かった。環境のシステム化を表現にしながら内部には濃密な空間がある三分一さんらしい建築です。
久々に六甲に行ったが、思ったよりも賑わっていた。今回は午後から夕方遅めの遠足でしたたが、朝からゆっくりとお弁当を持って行くにはちょうど良い距離と身近なアートが楽しめておススメです。058.gif

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 くもの躯体(nishiyamahiroshiokudairakeiko)奥の林の中にいくつも浮かんでます。わかりますか?

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 揺れる風景(宮永甲太郎)へラブナ釣りの浮を舟型に並べて浮かべた作品。風が吹くと特に美しい 

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 蓑虫なう(角野晃司)自ら蓑を制作し、その中に本人が入っている。蓑から出た左手でTwitterでつぶやく

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 手を洗わないでいいハウス(金子良/のびアニキ)泥まみれの部屋、ワルイなあ、のびアニキ

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 のびアニキ本人も会場にいます

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 Upside Down Terrace(國府 理)駐車場の下の天井にく、くるまが…

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 六甲枝垂れ(三分一博志)手前の作品は、Red or White(藤江竜太郎)風向きによって赤と白が変化していく

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by mnaoffice | 2010-09-28 11:27 | 建築
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