ブログトップ

なかひらときどきブログ

mnao.exblog.jp

チャイルド44

イギリスの29歳の新人作家トム・ロブ・スミスの「チャイルド44」(上下巻翻訳:田口俊樹)を読みました。
スターリン政権下の旧ソ連を舞台にした本格ミステリーです。国家という大きな枠組みの中で展開される繊細なプロット、1人称から別の1人称へと巧みに移り変わる文章構成、後半の多少の強引さも気にならないほどのリアリズムと迫力でその世界に引き込まれていきます。正義とは、政治とはという問いと国家、家族、夫婦、個人の再生を描いた王道のミステリーです。作家の力を感じる1冊でした。(翻訳もいいです)
ちなみにこの本は、ソ連崩壊後約20年の現在のロシアにおいても発禁になっているそうです。
次回作「THE SECRET SPEECH」も期待大です。
[PR]
by mnaoffice | 2009-02-01 12:48 | | Comments(1)
Commented by かんた at 2009-02-04 01:22 x
その本は僕でも読めそうな本ですか?
<< 建築を学んだ彼 虫めがね >>