メイン施設のガラスのピラミッドには、イベントスペース、ショップ、ギャラリー、レストランなどが入っています。設計は、アーキテクトファイブ。今まで体験したガラスで覆われたアトリュウム空間で最も透明感があり、かつ軽い空間でした。細い鉄のロッドとガラスで造られたヴォイド(空っぽ)のピラミッドに白い建築が入っている構成により、逆にヴォイドの部分がデザインされ、空間彫刻とでも言うようなものになっています。モエレ山とプレイマウンテンと同じようにガラスのピラミッドという建築もアースワークのひとつとして公園の中でニュートラルに存在しています。

線材とガラスで造られたガラスのピラミッド内部。暑さは、北海道だから大丈夫でした。ちなみに空調は、冬に雪を貯蔵してその雪解け水を利用しています。

右の白い部分の内部にイサム・ノグチのギャラリーなどが入っています。

構造である鉄のロッドが床にきれいな影を落とします。

2階部分にあるイベントスペース。モエレ山とは対称的に掘り込まれた階段で逆ピラミッドの空間が生まれています。

ガラスのピラミッドのエントランスアプローチ。右手の和泉正敏氏による石積も美しいです。

巨大遺跡のようなプレイマウンテン。

一方だけ石積の階段状になっています。

プレイマウンテンの頂上から見えるモエレ山とガラスのピラミッド。手前にある林の中には「海の噴水」があります。