札幌市中央区、北大から車で5分程の距離にあるレーモンド設計の教会(1962年)です。
現物を見るとかなり小さく見えます。屋根の形やガラスに貼られた和紙の幾何学模様がかわいらしいです。和紙模様はレーモンドのノミエ夫人によるアイデアだとか。
内部は、レーモンド得意の丸太の小屋組みが美しく、外から見るより大きく感じます。「見た目小さく、内大きい」コレ、いい建築のひとつの条件だと思います。
レーモンドは、設計料が出なかったためだとかで建設中一度も現場に訪れなかったそうです。施工は、竹中工務店。現場監督は何度も東京のレーモンドの元へ向かい打合せし、きっちり良い仕事として仕上げています。竹中ならずとも優秀な工務店は、施主にとっても設計者にとっても何よりの力です。
気張った感じがしない清清しい秀作です~。
正面外観
裏面外観
アプローチ
礼拝堂内部
礼拝堂内部入口方向を見る