今年も神戸芸工大の卒業制作展-カオス展に行ってきました。
毎年サッカーチーム ソレッテ大阪 の学生の作品を見て、その作品説明と講評を行なうのが恒例になっています。今年は、なんとM君が河口を再生する設計で学長賞、T君が神戸の塩屋の街の論文で奨励賞と大活躍です。
ソレッテのメンバーや先生達も集まり、手厳しい講評がされました。
本来は2人の講評で終わるはずでしたが、他の5人の学生からの申し出もあり、会場は作品講評ツアーとなりました。
神戸芸工の学生は、こうした良い意味でのノリがあり、本当に良い雰囲気を持っています。
14時から閉館までこちらがクタクタになるほどの内容の濃い作品と講評会になりました。
みんなの今後が本当に楽しみです。


T君の作品講評

M君の作品講評

東京・夢の島のゴミ処分場埋立地の計画。
コンセプトと情緒的なデザイン・計画をつなぐことがうまく出来ていないのが非常に残念。
いわゆる草食系男子の持つナイーブさとセンスは非常に現代性を感じます。

神戸の震災を体験した学生の防災公園の計画
7Mグリッドで並べられたコナラの木と体育館の構造が上手く溶け合い、環境と建築が一体化した透明感のある空間がつくられています。ただ、食堂などの他の建築のデザインが意図的なのかもしれないがややほったらかしな感じを受け残念。
押さえ気味のデザインで大きなコンセプトを持った好きな作品でした。